EA SPORTS™ UFC® 2の評価とアプリ情報

総合格闘技の世界がカジュアルに楽しめる。実在の選手たちとチャンピオンを目指すUFCアクション！

『EA SPORTS™ UFC® 2』は、アメリカに実在する総合格闘技団体「UFC（Ultimate Fighting Championship）」を題材にした格闘ゲーム。

本作は家庭用ゲーム機向けにリリースされている「EA SPORTS™ UFC」シリーズのスマートフォン向けアプリゲームで、世界中の選手たちを3Dグラフィックで再現している。

▲ バーチャルパッドなどは存在せず、操作も全体的に簡略化されている。かなりとっつき易い印象だ。

ゲームは選手たちの猛々しい雰囲気とは裏腹に、タップやスワイプというシンプルな操作感が特徴的だ。

お陰で普段からゲームに馴染みがない人でも、格闘ゲームの面白さを体験できる。

ジャブやフックの連続攻撃や、相手のブロックを崩すアッパーカット、打撃攻撃の受け流しなど、格闘ゲームならではのアクション操作は全て直感的。

もちろん、これらの攻撃を組み合わせれば簡単にコンボが成立する。

選手たちはそれぞれブロック不能の“必殺技”とも言える「アビリティ」を所有。試合中に上手く当てることができれば、流れを変えるチャンスになるだろう。

▲ ムエタイはレスラーが苦手らしい...。相性については作中で詳しく説明されるのでご安心を。

また、“総合格闘技”らしく選手毎の格闘スタイルがあり、多数の選手たちを使い分ける戦略的な要素になっている。

「格闘スタイル」は簡単に言い換えるとタイプ相性だ。試合前に相手選手の情報から、有利なスタイルの選手を出場させていくのが攻略のキモになる。

▲ ゲームを進めていく流れやガイドがわかりやすく、全体的に親切な印象を受けた。

ゲームではUFCチャンピオンを目指して選手たちを育てていく「キャンペーン」のほか、選手の強化を目的とした「キャンプリクルート」や、アイテムが獲得できる「トレーニングジム」といったモードを収録。

どのモードも1人で気軽にプレイできるため、プレイヤーのペースで好きな選手を育成可能だ。

また、ここまで紹介している通り、ゲームシステムに複雑さを感じるような部分も少なく、試合の操作も覚えやすい。

格闘技を知らない人には些か分かりにくい用語も登場するが、プレイする上で問題になるレベルではないだろう。

▲ 冒頭でチームに加入する強面なホルヘ選手。作中では割とツンデレな性格で愛嬌がある。

特に「キャンペーン」は物語形式で、プレイヤーの前にはさまざまな選手たちが登場。物語ではアメリカらしさを感じる粋なジョークや、皮肉の効いた煽りが飛び交い、映画・海外ドラマのような台詞回しにユーモアを感じた。

“総合格闘技のゲーム”と聞けば、馴染みのない人は敷居の高さを感じてしまいそうだが、「キャンペーン」における選手のキャラクター性と、ゲームそれ自体の遊びやすさが親しみやすさを作り上げているため、人を選ばず楽しめるはずだ。

そりす

東京都福生市生まれのゲームライターで、お酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質おじさん。サ終ゲームのヒロインをAIで復活させてニヤニヤしたり、国語辞典を持ち歩いて山中フラフラしたりしています。ULキャンプに傾倒しているためSNSは大体キャンプの話題が多め。

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